エコカラット
呼吸する内装壁材「エコカラット」
粘土鉱物などの微細な孔を持つ原料を焼成した内装壁材です。エコカラットの微細な孔は、湿気を吸ったり吐いたりするのに適した大きさに設計されていて、室内の湿度が高くなると湿気を吸収して湿度を下げ、逆に湿度が低くなると湿気を放出して乾燥のしすぎないようにします。夏場のジメジメや冬場のカラカラも、この吸放湿機能によって、自然に調節できる建材です。
施工手順
1、壁紙の補強
2、接着剤の塗布
3、エコカラット貼
4、コーナーピース
5、見切取付
エコカラット よくあるご質問
Q、材質は何で出来ていますか?
A、「多孔質セラミック」です。
「多孔質」とは微細な穴(エコカラットの場合、直径1ナノメートル)が無数に開いているある状態をいい、「セラミック」は粘土などの無機物を焼いて固め、その性質を変化させた物質のことです。
Q,結露は無くなりますか?
A、改善はされますが、エコカラットだけでは完治しません。
結露の原因は、湿気だけでなく寒暖差や換気状況、断熱など複数の条件によって発生します。エコカラットだけでなく他の住建材や生活環境を改善することで、より結露の解決につながります。
Q、「エコカラット」はどの位の期間使用出来ますか。また効果の持続はどうなるのですか。
A、永続的に効果は続きます。性能も落ちません。
セラミックスですので変色・褪色がなく長持ちします。
調湿効果やVOC・ニオイの吸着効果も性能が落ちることはありません。
Q,どのくらいの面積を貼れば効果がありますか?
A、床面積の床面積の半分くらいが目安です。
メーカーの推奨値は床面積の4分の1となっておりますが、過去にリフォームされたお客様に頂いた意見から、実感できるのは2分の1以上のようです。お部屋が6帖(床面積10㎡)であれば4~5㎡。ただし、気象条件やお部屋の使用状況によって効果も変わります。
Q,壁紙の上から貼ってはがれてきたりしませんか?
A、しっかり下地処理するので大丈夫です。
壁紙が石膏ボードから浮いていると正しい施工が出来ないので、浮き部分のクロスを剥がしてしまうか、『タッカー』という建築用ホッチキスを使ってクロスとボードをしっかり固定してからエコカラットを貼りつけます。
Q,たくさん種類があって迷いませんか?
A、実際に使う材料のサンプルご用意いたします。
打ち合わせの段階で本物の材料サンプルをご用意しご自宅にお持ち出来ます。また、シミュレーターでお好みのバリエーションをコーディネート出来ますのでお試しください。
Q,自分でエコカラットを貼る事はできますか?
A、タイルを切らずに施工する事は可能だと思います。
エコカラットの工事は「貼る」だけではなく、下地処理をしたり、部屋の形に合わせてカットしなければならず、普通のご家庭にない道具が必要となります。労力も考えますと専門の職人による施工がより満足いただけるのではないでしょうか。
Q,エコカラットとエコカラットプラスの違いは何ですか?
A、調湿能力と水分を透過する性能が違います。
湿気の吸収力はエコカラットプラスが従来のエコカラットに対して約1.3倍(表面積比較)とより調湿能力が大きくなっています。またエコカラットプラスは湿気を吸収しますが、水分は吸収しない表面仕上げですので水廻りでの使用に向いています。