窓・サッシ・ガラス

近年、「ペアガラスの中が曇る」といったお問い合わせが目立ってきました。

これは、二次加工品である複層ガラスの端部の密封接着剤の老朽化により、発生する現象です。

隙間から空気層に水が浸入してガラスの内側で結露になってしまいます。

15年～20年経過した頃に症状の現れる方が多いようです。

 

ペアガラスの仕組みとして空気が熱の伝導を防いでいるので、空気層が濡れると外の寒さが伝わりやすくなり、本来の性能を発揮できなくなります。

 

初期段階で交換は必要ありませんが、ガラス全体が曇る様になったら寿命と言えます。

この場合、樹脂サッシのフレームは取り換えずガラスのみ交換できますので、費用と工期ともに負担が少なく済みます。

窓サッシを丸ごとリフォームします。工法は2つあり、一つは既存の窓サッシの上に新しいサッシをかぶせる「カバー工法」。もう一つは現在の窓サッシを撤去し窓ごと取り換える「はつり工法」があります。サッシ事取り換えるので、他の方法と比べ断熱性能は工事前より格段に向上します。

 

ただ、「ハツリ工法」は窓の周りの補修工事が必要となる為、コストがかさみます。また「カバー工法」は既存窓枠をそのまま活用するので工期短縮コスト削減にはなりますが、開口部が一回り小さくなってしまいます。

 

マンションの場合には共用部に当たるので、必ず管理規約をもとに管理組合への確認が必要となります。

 

窓交換：費用目安　200,000円～300,000円　※窓面積3.3㎡にて

 

窓やガラスを交換しなくても、目的の機能を付け足すことが出来ます。それが「ガラスフィルム貼」です。